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ネオパークオキナワの遊具鉄道(沖縄軽便鉄道) 概要



ゆいレールの開業から遅れること約二年、2005年4月16日、沖縄県に本当の鉄路が帰ってきた。全国で唯一、鉄道(旅客)のない県として知られる沖縄県ではあるが、実は戦前までは沖縄県営鉄道(通称:ケイビン)と言う軽便鉄道があった。『戦前まで』と言う言葉通り、ケイビンは沖縄戦で壊滅的な被害を受け、戦後も路線の部分部分を米軍基地として接収されるなどしたため、再建されることはなかった。さて、ここネオパークオキナワではそのケイビンを現代に再現し、広大な園内をツアー形式で一周する全長1.2kmの遊具鉄道を2005年に開業させた。機関車は実際にケイビンの1号車でもあったドイツ・ヘンシェル社製B1型タンク機関車(実寸の4分の3)とかなりデフォルメされたD51(222号機)の2種類がある。もちろん、いずれも蒸気機関車をモデルにした電気機関車(第三軌条方式)である。発着所はケイビン嘉手納線を北部に延伸する構想で名護にも駅を設置する計画があったことから、名護駅と命名されている。
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蒲田東急プラザの屋上遊園地のガントレット(現存せず)



蒲田の屋上遊園地と言えばどうしても東急プラザにある観覧車を思い浮かべているのだが、その足元にも見逃すことのできないものがある。それが今回ご紹介する鉄道遊具。何と日本では失われたはずのガントレットが現存するのである。そもそもガントレットとは、単線でもなく複線でもない『単複線』の別称のことであり、複線の線路を重なるようにしたものである。扱い的には複線区間ではあるが、単線用のスペースに線路をずらして複線として並べているだけなので交換設備なしではすれ違いができない。どうしてこのような中途半端なことをするかというと、敷設の際に単線分とあまり変わらない用地買収で済む他、分岐器(単線交換設備用)を設置するよりメンテナンスも含めた手間がかからないなどのため。ヨーロッパの路面電車では良く用いられている他、日本でもかつては玉電や名鉄瀬戸線などでも存在したが、やはりその中途半端な特性故か現在では限られた土地に配線される事の多い遊具鉄道だけとなった。残念ながら、今回ご紹介した蒲田のガントレットは既に亡くなってしまったが、全国各地の遊具鉄道にはこのような面白い設備がまだまだ隠れていると考えられる。

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小田原城公園豆汽車の運転席



だいぶ時間が空いてしまったが前回からの続き。小田原城公園豆汽車の運転は、車両に乗り込みながら操作を行うオーソドックスなタイプ。運転台にはマスコンの他、ブレーキ、電子ホーンや電源などのスイッチ類が配置されている。今回ご覧いただきたいのは中央にあるマスコン。詳細は不明ながらも、本物からの転用品と思われる。係りの人に伺ったところ、とても古いということ以外は一切不明。このD52は1968年製造。豆汽車自体は1950年開園当初から走っている事を考えると2代目に当たる。誰も作られた当時のことなんて詳しくは知らないのだろうか。ただ、手作り感が満載な車両だけあって、どこからか流れてきたものを転用したなんて話があっても全然不思議ではない。実に興味深い車両だ。

小田原城公園豆汽車の客車


【前回からのつづき】小田原城公園内にある遊具鉄道(通称:豆汽車)の見所は何といっても車両である。D51を模した機関車とそれに牽引される3両の客車。一般的な遊具鉄道の編成ではあるが、それぞれ非常に凝った作りとなっている。今回はそのうちの客車を紹介したいと思う。この客車は軽便鉄道を思い起こさせるマッチ箱形の木製客車で、外気を存分に感じることができる構造にもかかわらず、客車の屋根にはガーランド形のベンチレーターが付いている。工事用の運搬トロッコ台車の上にそのまま箱を載せた感じだが、その割にはブレーキを装備した台車があるのが凄いところ。しかも、相鉄沿線民にはおなじみの外付けディスクブレーキの台車というマニアックさには恐れ入ったところだ。エアホースが機関車から通されているので本当に稼働する。

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▲外付けディスクブレーキの台車

次回はもう一つの見どころ、機関車の運転台部を紹介したい。【つづく】

井の頭自然文化園の遊具鉄道 集電部分



井の頭自然文化園の300系新幹線を模した遊具鉄道は軌道とは別の集電レールから集電する第三軌条方式だ。第三軌条方式の遊具鉄道は実物同様、軌道脇の集電レールから台車の集電靴(コレクターシュー)を通じて集電するというものが一般的である。しかし、ここ井の頭自然文化園のものは集電レールが軌道中央にあり、連結部分近くから集電靴を出して集電するという構造だ。ただ、今回は第三軌条の構造ではなく集電靴を紹介したい。軌道中央部からの第三軌条方式の遊具鉄道の集電靴はヘラのような金属が集電レールと擦れると言った形になっているのが一般的だ。一方、ここ井の頭文化園のものは柔軟性のある棒の先に正方形の金属のオリジナルパーツが取り付けられ、ハエ叩きのような形になってている。元々はメーカーの純正のヘラのような形の集電靴を使っていたそうだが、摩耗して取り換える費用が馬鹿にならないことからオリジナルの物に付け替えたそうだ。オリジナルの物のメリットは集電部が擦り減ったら正方形の別の面に替え、計4回も使いまわせるということらしい。

小田原城公園 豆汽車 概要


2014年1月訪問

北条氏の本拠地として、また豊臣秀吉の天下統一の総仕上げの戦場としても有名な小田原城。籠城戦も行ったその城は現在城址公園として市民に解放されており、復元された天守閣などの史跡の他にも図書館や学校、さらには小さな遊園地までもがある。今回紹介する遊具鉄道はその遊園地を走っているもので、豆汽車の愛称で親しまれている。この遊園地にはシンボル的存在としてゾウのウメ子がいたのだが、残念ながら平成21年9月17日に亡くなり、現在では豆汽車がこの遊園地の顔となっている。さて、この豆汽車は小田原にも縁のあるD52(D52-72)を模した大型な遊具鉄道だ。D52は国府津機関区や沼津機関区に配置され、ここいらでは一般的な蒸気機関車。神奈川県内には山北(この遊具鉄道のモデル)と平塚に一両づつ保存車があるくらいだ。レイアウトは単純ループ型で、一周は少々大きめな300m程度。集電方法は軌間中央からの第三軌条方式で、設備はいたって普通の遊具鉄道と言ったところ。この豆汽車の見所は何と言っても車両。D52もどきの運転席と牽引されているマッチ箱のような客車はとてもリアル、かつマニアックな造りとなっている。(2015.10.19加筆)

【つづく】

井の頭自然文化園の遊具鉄道 コントロールシステム

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2013年12月訪問

これが井の頭自然文化園内の遊具鉄道の一番の特徴、模型電車のような運転装置だ(許可を得て小屋外から撮影)。スピードは3段回の設定がされている。ただし、最高速度が出せる3ノッチは使用が禁止されており実質2段階制御だ。「危険」というシールが某お笑いトリオ顔負けのネタ臭を醸し出しているので逆にノッチ3に入れたくなってしまう。さて、皆さんもお気づきの通りこの運転装置にはブレーキレバーがない。そのため列車を停めるのも運転士のノッチのさじ加減次第なのだ。毎日始業前に試運転を行ってその日のノッチの切り位置の目印を設置するそうなのだが、季節天候の他にも乗車率によっても左右されるので乗り込んで運転していない分停止位置の微調整は本当に苦労するのだろう。オーバーランをするともう一周することもあるそうだ(笑)。

井の頭自然文化園の遊具鉄道 概要

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2013年12月訪問

井の頭公園に隣接する井の頭自然文化園(動物園)内にある小さな遊園地の遊具鉄道を訪ねた。レイアウトとしてはやや広めの一周50mほどの∞ループ構造で、車両は子供にも人気がある300系新幹線をモチーフにしたものだ。少し変わった点と言えば先頭の動力車の後ろに4両のトレーラー車が連結されている点で、遊具鉄道としては定員が多いということである。しかし、この遊具鉄道を訪ねた理由は単に増結車両が連結されているからではない。車両の運転方法に特徴があるのである。通常の遊具鉄道の操作であれば100円硬貨を入れれば自動的に動き出す自動運転や、運転士が車両に乗り込んで手動運転する方法が一般的である。ここ井の頭自然文化園内の遊具鉄道は手動運転の中でも珍しい、運転士が車両に乗り込まずに模型電車のように外部のコントローラーから電流を調整して運転するのである。写真左の赤い屋根の小屋がそのコントロールルームだ。

【つづく】

上野松坂屋屋上遊園地の遊具鉄道の平面交差



 遊具鉄道の面白いところは普通鉄道ではなかなか見ることのできないようなレイアウトや線路設備を手軽に拝めるところにある。今でこそ路面電車内を除く普通鉄道の平面交差は全国でも数えるくらいでしか見られなくなったが、限られたスペースに線路を広げる屋上遊園地やゲームセンターなどにある遊具鉄道では決して珍しいものでない。8の字・∞ループは限られたスペースでも最大に距離を伸ばせるレイアウトであるからこそ遊具鉄道では一般的である。そして、その中心部には平面交差が必ず存在し、気軽に拝むことができるわけだ。
 さて、そのようにして平面交差が決して珍しくはない遊具鉄道であるが中でも上野松坂屋の屋上遊園地の遊具鉄道は特別である。それはほとんどの遊具鉄道の平面交差点が1路線1編成で完結しているのに対し、ここでは2路線2編成で共有されているからだ。2路線で平面交差をしているので実際の鉄道により近いうえ、線路を共有している以上は当然衝突の可能性もある。そのため、この遊具鉄道では実際の鉄道でいうATSのような安全対策が取られている。仕組みは単純で平面交差地点の前後にセクションとなる絶縁端子をレールに挟んで閉塞区間を作り、どちらか一方が平面交差地点を通過している最中にはもう一方の路線の閉塞の電流をOFFにするというものである。実際の鉄道でいう次の閉塞区間や平面交差点において列車が在線している場合に信号が赤になるのと同じような仕組みなのだ。また、平面交差点の閉塞区間において列車が存在するかどうかを検知するのにも実際の鉄道と同様に軌道回路が用いられている。屋上遊園地の店長氏曰く、レール磨きを日々入念に行わないとセンサーが感知しない場合がり、衝突事故も起きてしまうとのこと。そのため、この遊具鉄道は今まで見た遊具鉄道の中でも一番線路が輝いていた。

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遊具鉄道の踏切①


@小田原こどもの森公園にて

遊具鉄道は基本的に完全に閉ざされた空間を走っているが、規模が大きなものになってくるとその路線内に踏切が存在することがあるので今回はそのことについて書こうと思う。このような遊具鉄道の踏切は小田原こどもの森公園や山梨県の甲府駅近くにある山交百貨店の屋上遊園地、伊豆修善寺虹の里などで確認することができた。遊具鉄道の踏切と言っても実際の鉄道と同様に警報機から遮断機まで全て自動の踏切もあれば、踏切警手の係員が通過時に道路封鎖をする場合もあるし、中には警報機だけで遮断機などは一切ない踏切もあって実にさまざまである。今回はその中でも最も良く見かけるも自動式踏切の紹介である。この自動式踏切は上から遮断棒が降りてくる普通鉄道ではお馴染みの形の踏切とは少し違う。警報機こそ同じであるが、この踏切は遮断機が上下ではなく左右に振られる、スライドする封鎖方法をとる。列車通過時もそうでない時も常に線路内への立ち入りを防げるようになっているのだ。昔、機関車トーマスではよく見かけたものだからヨーロッパではお馴染みの形なのだろうか。

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▲通常時は線路側に遮断棒がスイングして線路内への立ち入りを防ぐ
プロフィール

しらす

Author:しらす
twitter@gdgd209motor
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≪自己紹介≫
一応、撮り鉄やってます。大好物は貨物列車や機関車(特に凸型デキ)、専用線・専用鉄道など。最近は地元江ノ電の撮影にお熱ではありましたが…就職で沖縄に引っ越すことに。というわけで現在撮り鉄休業中。

≪主な使用機材≫
Nikon D4s ←NEW!!
Nikon D7000
Nikon D40
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
Ai AF Nikkor 28mm F/2.8
AF-S Nikkor 50mm F/1.8G
SIGMA 300mm F4 APO TELE MACRO

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