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中華料理店 東方紅


2013年訪問

 「造反有理」「革命無罪」…文化大革命は1966年から10年間続いた中国の政治的混乱である。当初は「封建的文化、資本主義文化を批判し、新しく社会主義文化を創生しよう」という名目で行われた改革運動であったが、実質的には大躍進政策の失策によって失脚していた毛沢東が共産党指導部内の修正主義派閥の台頭に対して危機感を抱き、自身の復権を画策して引き起こしたクーデターである。一連の混乱で党の権力者や知識人だけでなく国(人)民に対して紅衛兵による粛清運動が展開され何千万人もの死者を出したほか、国内の主要な文化の破壊と経済活動の長期停滞をもたらすこととなった。1976年に毛沢東が死去してようやく終息することとなる。
 さて、今回現地指導した池袋にある中華料理店「東方紅」である。池袋はサブカルチャーの街としてだけでなく、中国人が多く暮らすリトル・チャイナタウンとしても有名だ(リトルは横浜や神戸、長崎に比べれば規模が小さいことから)。それ故にここら一帯は中華料理店の激戦区であり、全く珍しくない。しかし、この東方紅は周辺はおろか日本にある他の店とは一味も二味も違う。それはこの店が文化大革命をモチーフにした店、いわば文革レストランだからである。店内の至るところに毛沢東の絵や紅衛兵の標語が飾られ、さらには店員は紅衛兵のコスプレをして接客にあたる。ネットでこの店の存在を知った時には胸が高まった(もちろん共産趣味的な意味でだ)。しかしながら、実際に行ってみると至って普通の中国料理店で、文化大革命は中国の黒歴史であることから炎上商法を目的としてあえてコンセプトにしたのではないかと思わしきヌルさであった。店に入ってまず最初に目についたの毛沢東語録が表紙になったメニューにこそさすがだと思ったが、店内のBGMが普通のPOP音楽(資本主義的文化)だったのは実にガッカリであった。それに店員も紅衛兵の格好をしているだけでどこかそれっぽくないなどやっぱりこの程度のものかと言わざるを得ない。肝心の料理はというと至って普通の中華料理という感じで美味しい(不味くはない)。先述通り中華料理店激戦区の池袋としてはお高い部類だが数名で言ってシェアすればそれほど高くはないし、24時間営業ということもあるので日常生活で気軽に行けるお店だと思う。しかしながら、やはり期待を裏切られた感じは否めず、地上の楽園なんて存在しないのだと悟った私は肩を落としながら池袋をあとにした。

東方紅 東京都豊島区西池袋1-38-3 b-toss池袋8F
後日知ったことなのだが、全ての起源である中国本土には既に文化大革命レストランがあるそうなので言ってしまえばこのコンセプトはパクリだった。ガッカリ…
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しらす

Author:しらす
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≪自己紹介≫
一応、撮り鉄やってます。大好物は貨物列車や機関車(特に凸型デキ)、専用線・専用鉄道など。最近は地元江ノ電の撮影にお熱ではありましたが…就職で沖縄に引っ越すことに。というわけで現在撮り鉄休業中。

≪主な使用機材≫
Nikon D4s ←NEW!!
Nikon D7000
Nikon D40
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
SIGMA APO 70-200mm F2.8 II EX DG MACRO HSM
AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
Ai AF Nikkor 28mm F/2.8
AF-S Nikkor 50mm F/1.8G
SIGMA 300mm F4 APO TELE MACRO

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